中学受験の明日のために

中学受験で合格を勝ち取る方法

その80 伸びる人はどんな人?

 生徒を見ていて感じることは、伸びる人は、自分1人でどんどん勉強を進めていく人ですね。授業中にこれをやって下さいと言うと、その問題を解き終わるとすぐに別の問題を解きたがる傾向にあります。解説が始まっても別の問題を考え続けていて、話を聞かない人もいます。話は聞いた方が良いのですが、不器用な子もいますし、没頭している時間は能力が伸びているので、話を聞くように無理強いはしない方が良いでしょう。

リアクションの大きい生徒も伸びますね。感受性が強いので、解法に感動したり、新しい事を知るのに喜びを感じるので、記憶に残りやすいのです。家庭環境も大事ですね。明るくて、細かい事をあまり気にしない家庭で育った子供は、伸び伸びと勉強できている傾向があります。本を読むのが好きな人は国語が伸びやすく、外で活発に運動する人は空間把握能力に優れていて、図形が伸びやすい傾向にあります。

何で?が口癖の人も伸びやすいですね。疑問に感じた事を人に聞けるのは、素直な子です。素直な子は伸びやすく、これは従順というわけではありません。自分の気持ちに正直に生きているという意味です。疑問に感じる事を質問でき、嫌なものを嫌と言えて、喜怒哀楽の激しい子は伸びる傾向にあります。

こういう子は、親や大人からすると一見育てにくい子ですが、従順で聞き分けの良い子よりも成長しやすいのです。手がかかる子の方が、今は大変かもしれませんが、意外と早く自立したりします。手がかからず、成績も優秀な子は、中学生くらいからいきなり勉強をしなくなったりする場合があります。

印象に残っているのは、中学3年生のある女の子を家庭教師で見ていた時のことです。その子は、小学生の頃に成績優秀で、親御さんは全く手がかからない子だったと言っていました。入試も楽々クリアできると思いきや、まさかの不合格。滑り止めで受かった学校に通う事になり、そこで全く勉強しなくなりました。

親とのぶつかりがなく育った子供は、挫折に弱いのかもしれません。良い子は危険とよく言われますが、自分の体験から考えてみても、一理ある話ですね。

 

読者に、全ての良き事が雪崩のごとく起こりますように。