中学受験の明日のために

中学受験で合格を勝ち取る方法

その93 勉強は勝ち負けではない

勉強は勝ち負けではありません。昨日の自分よりも一つでも多くのことを知り、使えるようになれば成長しています。成長のスピードは人によって異なるので、自分のペースで勉強すれば良いのです。勝ち負けを持ち込むと、知的好奇心が育たない場合があります。人に勝つ事が目標になるので、大人になってテストが無くなると、急に勉強しなくなったりします。

大切なことは、ずっと勉強し続ける人になることです。初めは勝ち負けでも良いのですが、途中から、知的好奇心に従って勉強した方が楽しくなり、大人になっても続きます。それは4教科に限りません。世の中には3万種類以上の仕事が存在すると言われています。その中には、必ず自分に興味の持てる分野があるはずなので、その勉強を大人になってし続ける事が大事です。学生時代に学ぶ科目は、その土台作りです。

将来どんな分野の勉強をするにせよ、学生時代の勉強がしっかり身についている人は、大人になってから伸びやすいです。だから、できるだけ学生時代は一つでも多くのことを身につけましょう。勝ち負けにこだわって、負けた時に勉強をやらなくなるのが最も困ります。やらない人よりも、昨日より1ミリでも成長している人の方が立派です。物覚えが悪かったり計算が遅かったりしても気にせずに勉強を続けましょう。

どんなに物覚えが悪くても、10年間一つのことを勉強すれば、ものになりますし、素人から見たら博識に見えます。ものにならない人のほとんどは、才能不足ではなく、継続不足なのです。大人になってからの方が人生は長いです。人生100年時代と言われていますが、23、4歳から社会人になって、70歳くらいまで働くとすると、約50年間あります。2倍近くあるのですから、大人になってからも勉強しないと損する事が多いでしょう。

では、大人になってから勉強を頑張れば良いのであって、子供の頃は勉強しなくて良いと捉える人がいるかもしれませんが、それは違います。習慣の力は強いので、子供の頃に勉強習慣が身についていない人は、大人になってから勉強しない人が多いのが現実です。だからゆっくりでも良いので、勉強し続ける事が大事です。若い頃は頭も柔らかいので、この間に基礎学力を身につけておくと、後々やっておいて良かったと思う時がくるはずです。

 

読者に、全ての良き事が雪崩のごとく起こりますように。

その92 勉強のできる人と友達になろう

勉強ができるようになりたければ、勉強のできる人と友達になるのが手っ取り早いです。人は、同じ時間を過ごす人と習慣や考え方が似てきます。勉強のできる人と友達になれば、彼らのものの考え方がわかります。楽して成績が良いわけではない事もわかります。口では勉強していないと言っても、成績の良い人たちは勉強をしています。勉強しているの基準が他の人よりも高いので、彼らの中では本当に勉強していないのです。言葉通りに受け取ってはいけません。

よく進学校の生徒が、全然勉強していないと口にしますが、彼らの勉強の基準はとてつもなく高いです。周りがもっと勉強するからです。周りにとてつもなく勉強する人がいるので、そんな簡単に勉強していると口にできないのです。井の中の蛙にならないように、できるだけ勉強するグループに入った方が、謙虚になれますし、謙虚になればますます勉強するようになります。

東京の小学校なら、塾に通っている人は多いので、勉強を頑張るグループがあるはずです。何らかの接点を見つけて友達になっておくと得する事が多いです。保護者同士でも同じです。成績が良い子供の親と仲良くなっておくと、どんな接し方をしているのか、どんな環境で勉強させているのかがわかってきます。マウンティングしてくる人とは関わる必要はありませんが、善良な人であれば、是非知り合いになっておくと良いです。

地方では、受験する人が少ないので、そういう人と出会いにくいかもしれませんが、今はインターネットがあるので、成績の良い子はどれくらい勉強しているのか、受験熱が高い場所に住んでいる保護者はどのような意識なのかを知る事ができます。本でも受験に関する本は山ほどあるので、今はどこに住んでいても、意識を高く保つことは可能です。

逆に、受験に関して言えば、勉強を全くしない人と仲良くなるのはお勧めしません。習慣が似てくるので、どれだけ勉強を頑張ろうと思っても、勉強を全くしない人と一緒にいると、その方向に流されていきます。悪貨は良貨を駆逐するの言葉通り、悪習慣は伝染しやすいのです。付き合う人で人生は大きく変わるので、悪影響を受けるくらいなら、1人でいた方がよほど精神的に健全です。

 

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その91 丁寧さ重視かスピード重視か

初めて習う内容は、丁寧さ重視が良いです。つまり、4、5年生の間は、一問一問理解を進めながら丁寧に取り組みましょう。6年生になったら、スピード重視に切り替えていけば大丈夫です。

理解していないのにスピードを上げても、基礎に穴ができるだけで、応用力がつきません。初めて習う内容は時間がかかっても構わないので、着実に理解して進んだ方が、6年生になってからたくさんの問題をこなす事ができます。たくさんの量をこなす事で、スピードが上がり、ますますたくさんの量をこなす事ができるという正のスパイラルに入れるのです。

塾に通っている人なら、6年生になると家庭学習が膨大な量になります。これは、4、5年生の間に習ったことを着実に理解してきた人であればギリギリこなせる量ですが、基礎がおろそかになっている人には到底できる量ではありません。6年生になると、4、5年生の復習をする時間もなかなか取れなくなってくるので、4、5年生の勉強がいかに大事かおわかり頂けたでしょうか?

実は6年生が最も重要な学年なのではなく、4、5年生の過ごし方が大事なのです。ここで良い学習習慣を身につけておけば、6年生になってもカリキュラムについていく事ができます。入試はどうしても時間制限があるために、時間を意識した練習が必要なのですが、6年生からで十分間に合います。4、5年生の間は字を読める程度に丁寧に書いたり、計算式を省略せずに書く事が大切です。習った事も時間が経つと忘れるものですが、丁寧に理解しながら取り組んだことは、例え忘れたとしても、再度出てきた時に思い出しやすいです。

6年生になると、問題数をこなす事で、何度も同じような内容に触れます。このタイミングで記憶が盤石になっていくので、焦らないでください。今6年生の方で基礎に穴がある人も、目の前の内容を着実に理解しながら進めていきましょう。家庭学習が全部できなくても心配しないで下さい。

目標はあくまでも合格する事であり、家庭学習を終わらせる事ではありません。合格に必要なことを一つずつ正確に習得する事が大切です。

 

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その90 音楽は頭を良くする?

頭の良い人達に音楽を愛する人が多いのはご存知でしょうか?一流の経営者や学者、研究者に音楽を愛する人は多いです。特に、クラシックを愛する人が多く、クラシックを聴くと頭が良くなるという話を聞いた事があります。あの有名なアインシュタインもクラシックを好んでいたようです。

受験生にも、音楽を聴きながら勉強する人がいます。ここでオススメしたいのは、クラシック音楽を小さな音量で聴きながら勉強する事です。歌詞が入っている音楽はどうしても意識がその歌詞に向いてしまい、集中力が削がれてしまいますが、クラシックなら歌詞がないので勉強に集中できます。無音の部屋で勉強するよりも、少し音がある場所で勉強する方が集中できたりします。

私も社会人になってから、勉強する際にクラシックをかけるようになりましたが、結構集中できて、心地良いです。今は、アレクサなどのスマートスピーカーがあれば、オススメのクラシックを流してくれます。ネット環境のない家はほぼ無いでしょうから、これ一台買うだけで集中できる環境を作れるのであれば、利用しない手はありません。

また、音楽を実際に演奏するのも頭を良くするそうです。数学者の中には楽器が得意な人も多く、指先を使う事と、弾いた音楽を聴く事で脳に刺激が伝わり、活性化されるのだと考えられます。もし、音楽を習っている方がいれば、辞める必要はないと思います。たとえ6年生になったとしても、週一回くらいは音楽を習いに時間を使っても問題ないです。毎日30分くらいの練習をするのも問題ないです。

私が知る限り、楽器を演奏する人で頭の悪かった人は1人も見た事がありません。演奏するのは難しくても、クラシックを家の中に流すだけなら簡単にできるので、是非取り入れて欲しいと思います。

 

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その89 競争が苦手でも受験に勝てる?

人と争うのが苦手な人は多くいます。結論から言うと、そんな人でも受験は勝てます。

なぜなら受験は、人との争いではなく、自分との戦いだからです。人よりも点数が高いから合格するというよりも、他人ができる問題をミスしなかったから受かるのです。他人ができる問題をミスなくできることは、人との争いに勝つというわけではありません。自分の中の不注意に勝つということです。他人ができる問題は、典型的な問題を繰り返し解けば身につくものばかりです。

競争心の強い人は、ライバルが勉強していると自分も勉強します。それで能力が向上して受かりやすいという側面はありますが、競争心の強くない人でも、マイペースに自分の為すべきことを為して、本番でミスしなければ、勝手に受かるのです。本当の敵は自分の心の中にあるということを忘れないで下さい。怠ける自分、甘えている自分、誘惑に弱い自分の心こそが敵なのです。自分との戦いに集中していれば、周りは気にならなくなります。気になっている時点で、まだまだ精神修行が足りません。勉強を通して精神修行に励みましょう。

ライバルは昨日の自分と考えて日々戦っている人には魅力があります。競争心の強くない人は、優しい人であることが多く、それは長い目で見ると途轍もない長所なので、自分の長所を失わず、自分との戦いに勝って欲しいと思います。

心優しい人が勉強をして学歴をつけると、人の上に立った時、とても魅力的で慕われる人になります。心優しい人は、悪い人にいじめられやすく、嫌な思いをすることが多いです。しかし、勉強して学歴をつけると、いじめている人も陰では一目置くので、心優しい人こそ勉強を頑張って学歴をつけるべき人なのです。

勉強以上に将来報われることは他にありません。学歴は一度つけると一生ついて回ります。お金で買うこともできません。20歳前後で身につけなければあまり意味のないものです。だからこそ、10代を勉強に費やすことはとてつもなく大事なのです。

 

読者に、全ての良き事が雪崩のごとく起こりますように。

その88 好きなことだけしてうまくいく?

好きなことをして生きていこう、というフレーズを最近よく耳にするようになりました。実際、好きなことをしてうまくいっている人は大勢います。ただし、受験に関して言えば、好きなことだけしてもうまくいかない場合は多いです。

受ける学校にもよりますが、好きな科目だけで受験できる学校ならうまくいくでしょう。多くの学校は4教科必要です。嫌いな科目を全くやらないで受かるのは難しいです。嫌いな科目は伸びにくいので、時間をそこまでかける必要はありませんが、ゼロはいけません。暗記して解ける所くらいは勉強しましょう。

一方、好きな教科は伸びやすいので、時間を多くかけた方が良い結果が出やすいですし、勉強が苦ではありません。バランスが大事と良く言われますが、確かに受験に関しては、バランスの良い生徒の方が強いです。

では偏った生徒はダメかと言うと、そうでもありません。合格最低点をクリアできるのなら、偏っていても問題ありませんし、大人になると、偏った人でうまくいっている人は多くいます。偏った人がうまくいくというより、好きなことばかりしているために、偏ってしまうという言い方の方が正確かもしれません。

才能とは偏りであり、才能のある人は注目されるので、敵を作ったりもしますが、得することもあります。大人で偏っている人は、大抵子供の頃から偏っています。よく成功している大人の中で、子供の頃は落ちこぼれだったという話を聞いたことがあると思います。これは好きなことばかりして、偏りすぎたために、落第したり中退したりするのです。学校はバランスを求められるために、偏った生徒は報われないことが多いですが、大人になると偏った人でも活躍できる場所があります。

私は、学生時代はできるだけ幅広く勉強し、大人になってから好きなことを中心にやっていくのが良いのではないかと考えています。そんな器用なことはできないという方も多いので無理しないで欲しいですが、勉強は幅広くしておいた方が深くまで掘りやすいのも事実なので、できる限りバランス良く勉強しましょう。

 

読者に、全ての良き事が雪崩のごとく起こりますように。

その87 子供がカンニングしたら

子供なら誰でも一度はカンニングをするものです。自信のある教科ならカンニングはしませんが、自信のない科目はカンニングをしても不思議ではありません。

カンニングする動機は色々あります。自分ができる子だと思われたい、親を悲しませたくない、親に褒められたい、などその子の性格や置かれた環境によります。もし、我が子がカンニングしていることを知った場合は、まず自分がプレッシャーをかけていなかったかを振り返ることは必要です。過度な期待をかけていなかったか、成績が悪かった時に怒ったり、がっかりした態度を取らなかったかを振り返ってみることです。もしそういう事があれば、その日から態度を改めていけば、子供も徐々に安心して、自分を良く見せようとは思わなくなっていくでしょう。

自分を良く見せようとする子は、悪い子とは言い難いです。良い子は親の期待に応えようとします。その子の性格は、幼少時の家庭環境や周囲の環境に影響を受けますから、原因は環境にあると言えます。良いことをしたら褒める、悪いことをしたら叱る、というのを繰り返されると、常に良い子でなければいけないと考える子は多いです。人間は良いこともすれば、悪いこともします。子供も同じです。我々大人が、両方を受け入れていくことで子供に安心感が生まれます。

そもそもカンニングがそんなに悪いのかをいう話もあります。小学校入学くらいまでは、みんなで助け合っていきましょう、というような風潮だったのが、小学生になると、急にカンニングはいけませんとなり、学生時代はずっとその流れが続きます。社会人になると、優秀な人のやり方を真似する事が推奨され、カンニングがOKとなります。学生時代だけカンニングがダメというのも変な話です。

はじめにルールとして、カンニングがバレたら全科目0点にすると明言しているわけですから、バレたら0点になり、本人が損するだけなので、放っておけば良いというのが筆者の考えです。

 

読者に、全ての良き事が雪崩のごとく起こりますように。